本年度本校創立60周年(平成13年度)
8月 全国総体本県で開催

校長 星子孝之


 熊本県高等学校総合体育大会が終了した。
 本校からは、9競技に13の部が出場、うち団体では、サッカー、ハンドボール男子、バスケットボール女子が優勝、そしてバスケットボール男子、ソフトボール女子が準優勝、以上5つの部が、8月本県で開催される全国高等学校総合体育大会(全国総体・ひのくに新世紀総体)に出場することとなった。また、個人では陸上競技、一位は200メートル男子、ハンマー投げ男子、砲丸投げ女子、円盤投げ女子、そして、6位以上の入賞者は延べ19名と立派な成果,陸上競技は6月中旬熊本で開催される南九州大会で6位以内に入賞しないと全国総体に出場することはできないが、これまでの記録から考え男女とも何名かの選手が全国総体に出場するものと思われる。
 本校では、全国総体にこれまで4つの部が出場したのが最多であったが、今回は、熊本開催(開催県は2校出場できる)ということもあり、本校創立以来最も多い6部出場ということになる。
 出場選手をたたえるとともに、全国総体まで2ヶ月弱、選手諸君が更にカと技と心を磨いて、全国の強豪と肩を並べ活躍し、立派な成績を残してくれることを期待している。
 また、選手以外の生徒諸君も、クリーン作戦参加、会場を飾る草花の育成、手づくり記念品の作成など一人一役活動や大会運営補助員、競技補助員などとして全国総体を支援し、感動ある思い出に残る素晴らしい大会にしてほしい。

 さて、本年度本校の事柄に関する特色は、先に述べたように本県で全国総体が開催されることと、本校が創立60周年の記念すべき節目の年に当たることである。本校の創立は、昭和16年(1941)である。
 そこで、60周年に因(ちな)み次のことを目的として下に上げる学校行事を行うこととしている。

  1. 本校創立の理念や歴史を正しく理解し、一層本校発展の意欲を高め、寄与するとともに、更に、よき伝統、よき校風の涵養(かんよう)に努力すること。
  2. 60周年を機会として、本校の歴史や教育活動の現況を地域社会の方々に理解していただくとともに、地域社会における本校の役割と責任を自覚すること。
  3. 創立60周年を慶賀するとともに、これまで本校発展に貢献寄与された方々に対し深い感謝の念を捧げること。

 記念行事の中で、記念講演の講師には、ムツゴロウさんこと動物文学者の畑正憲氏をお招きしたいと考えている。北海道にムツゴロウ動物王国を建設主宰している方であり、動物に因む感動ある講演が楽しみである。
 また、記念行事の外に記念事業として、熊本国府高等学校60年史や創立60周年記念誌の発行を予定している。
 60周年のモニュメントとしては、全国大会で優勝するなど顕著な成果を収めた生徒諸君をたたえて「青春の譜」を建設することにしている。彫刻は、近年毎回、日展に入選または特選している新進気鋭の彫刻家江藤望氏に依頼している。更に、60周年を機会に、国際理解教育の一環として国際交流を一層進展させたいと、アメリカ合衆国モンタナ州都ヘレナにあるへレナ高校とEメール等を通じ交流を始めている。今後は更に交流を深め、へレナ高校と姉妹関係を結ぶことができればと考えている。
 今年度在学しでいる生徒諸君は、本校60周年、あるいはひのくに新世紀総体と例年にないチャンスに恵まれた。心を燃やしこのチャンスを生かし、己を伸ばし、本校発展に寄与してほしい。

平成13年6月

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