スイセン(水仙)



水仙と言っても、いろいろあるんですね(作成:2008/03/17)
 
 
ヒガンバナ科で
原産は地中海沿岸で
日本には、平安末期に渡来し
30種程あって、年末から4月にかけて
公園や庭に咲き続け、今ではすっかり日本の花!
 
 スイセンは元々日本にはありませんでした。上に書いた平安末期に中国から渡来したという説以外に、もっと遠い昔に中国大陸から海流に乗って日本の海岸にたどり着き、海岸に群生地ができたという説も。更に原産地をたどれば、はるか西方の地中海沿岸だそうです。その昔、シルクロードをはるばる旅して中国各地で繁殖し、それが海へ流され、海流に乗って日本の海岸に達したということです。越前海岸や淡路島など各地の海岸にスイセンの自生地があることが海流説の根拠のようです。更には、室町時代に中国の禅僧たちの手によってもたらされたという説も。何れにしても、遠い地中海沿岸からシルクロードを経て中国から伝わった外来種のスイセンですが、漢字で「水仙」と書くので日本に元々からあった在来種かと思っていました。
 スイセンもヒガンバナと同じく結実しないので、鱗茎(りんけい)で増やします。ところがこの鱗茎は有毒で、玉ねぎと間違えて食べてしまって中毒を起こしたという話もあるそうで、皆さん気をつけましょう。
 
 
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