ヒガンバナ開花情報(2004)

秋の訪れを告げるヒガンバナ(彼岸花)

熊本国府高等学校PC同好会


 
平成16年
まずは早咲きのヒガンバナの仲間を!
キツネノカミソリ(2004/08/08)
阿蘇郡高森町にて
ナツズイセン(2004/08/08)
上益城郡矢部町にて
8月8日(日)
高森町木郷の石橋を目指しながらも、早咲きという「2倍体のヒガンバナ」も気になる。町内の道路沿い、至る所にキツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。ヒガンバナ同様、花の頃には葉は無いが、細長い葉の形が剃刀(かみそり)に似ているというのが名前の由来らしい。何できつね(狐)なのか解りませんが、狐のヒゲが印象的だからでしょうか。同じくヒガンバナ科ヒガンバナ属のナツズイセンが矢部町で。ひと月も経てば、本物のヒガンバナの季節でしょう。
 
8月22日(日)
下益城郡豊野町で、ヒガンバナ(?)の花が終わった後(左下に写真)に出会った。もしかして2倍体のヒガンバナかと期待し、付近の人にお尋ねしたところ「黄色い珍しいヒガンバナ」だったとの話。ナツズイセンかとも思いますが、黄色とは・・・?キツネノカミソリか?いったいどんな花だったのでしょうか、来年の開花を楽しみにしたい。
熊本も異常に熱い今年の夏だが、ヒガンバナの開花は例年並みの9月はじめか。
豊野町にて、8月22日 御船町にて、8月28日
8月28日(土)
上益城郡御船町七滝の吉無田高原へ向かう道路沿い、田んぼの土手に赤いヒガンバナが2輪(写真右上)、今年初めてのヒガンバナ!まだ8月、熊本市は今日も35度近くの真夏日というのに。ヒガンバナの開花条件は地温の影響が大きいらしい、日平均気温20〜25度とのこと。現場は高度3〜400m、それでも外輪山からの風は平地より涼しいので早いんだろうか。ヒガンバナ開花情報を発信して9年だが、今年が一番早い開花の写真となった。平地の開花はまだまだ、9月初旬か。
9月5日(日)
菊池郡旭志村にてヒガンバナ開花。田んぼのあぜや円通寺のハス池の周り(左下写真)などに赤い花が点々と、今週中には一斉に咲きそろうか。
熊本市東町でも3日朝には芽が伸び出、今朝は20cm程に、熊本市内でも今週中には開花するだろう。熱かった熊本の夏も、先月末の台風16号通過で、朝夕だけは涼しい風が。
旭志村にて、9月5日 本校中庭、9月10日
9月10日(金)
昨日(9日)朝、熊本市東町にて赤いヒガンバナが開花。しかしせっかく伸びた茎が台風18号(7日)でやれれたり、中には明らかにイタズラで折られたようなものや持ち去られたのも。開花を楽しみにしている人も多いはず、持ち去るにしても、ある程度開花した後にしてもらいたいもの、最低限のマナーかと。
本校の中庭で、昨年東町中学校より頂いたシロバナマンジュシャゲ(シロバナヒガンバナ、上右写真)や赤いヒガンバナが開花。いよいよ本格的なヒガンバナの季節か。
9月17日(金)
学校のショウキズイセン(黄色いヒガンバナ)も咲き始めたが、まだ赤(左下写真)と白が優勢。玄関横の花瓶には白と黄色の花が。明日からの3連休は県内至るところでヒガンバナが出迎えてくれることでしょう。
本校中庭、9月17日 菊池市にて、9月18日
9月18日(土)
本ページ閲覧者の方からヒガンバナの情報をいただき、夕刻、旭志村から菊池市へ向かう。田んぼやあぜ道に赤いヒガンバナが次々(右上に写真)、旭志村ではシロバナマンジュシャゲも点々。早いものは枯れかかっているが、燃えるような深紅の花は今最盛期。ヒガンバナは何と言っても、田んぼや山野が一番。山里の夕暮れに映る姿もいいものだが、別名に「幽霊花」とは・・・。
9月20日(月)
各地でヒガンバナ満開、黄色いヒガンバナ(ショウキズイセン 左下の写真)も次々。益城町の木山川沿いの堤防(右下の写真)両側には2kmほどに亘ってヒガンバナの赤い帯。御船町ではシロバナマンジュシャゲの群生(右下マウスオン)も。
本校中庭、9月20日 益城町にて、9月20日
9月23日(木)
秋分の日、彼岸の中日でも、やっと秋の涼しさ。「暑さ寒さも彼岸まで」ことわざ通りか。ヒガンバナの最盛期は過ぎた様子だが、今芽が出始めたのも。ショウキズイセン(黄色いヒガンバナ)は今からが最盛期。先日紹介した御船町のシロバナマンジュシャゲ、枯れ始めていたのか、周辺の夏草とともにきれいに刈りはらわれていた。
10月3日(日)
まだ一部に赤や黄色のヒガンバナが残ってはいるが、ほとんどのヒガンバナの花期は終わり、葉の時期となった。別名「ハミズハナミズ」、花の時期には葉がなく、花が終わって葉期。来春まで太陽の光をたっぷり吸収し、鱗茎に栄養を蓄える。今年は花の期間が短かったようにも、例年なら10月初旬までは次々と咲き誇っているのだが・・・。
閲覧者の方より、貴重なヒガンバナの種(左下写真)を送って頂けるとのメール、楽しみに待っているところです。是非とも発芽を成功させたいと思いますので、種の蒔き時期や注意点等のアドバイス頂ければ幸いです、よろしくお願い致します。(種が4日に到着しました、阿相様ありがとうございました)
「ヒガンバナの種は、この時期(9〜10月)に蒔くと発芽は来春。発芽しないものも。1年目に発芽しなくても、あきらめずに翌年まで待つこと。長期にわたるので水を切らせないこと。花が咲くまでには5〜7年。」とのアドバイスを堤様より頂きました。ありがとうございました。発芽させるのは難しそう、幾つかに分けて植えてみます。(10/6) 送っていただいた「ヒガンバナの種」を蒔く。園芸に詳しい本校の藤本先生のアドバイスに従い、植木鉢に赤土球を6割ほど入れ、腐葉土を3割ほど加え、そこに種を蒔き、更に赤土球をかぶせ、校庭のツツジの脇に穴を掘って埋めることに。ツツジによる日陰と、赤土球の保水力により、水を与える回数が少なくて済みそうです。(10/16)
10月17日
たった1本咲いていた花茎が短い(約20cm)ヒガンバナも枯れ始めた。今年最後のヒガンバナか。大半のヒガンバナはすでに葉期を迎え、葉は5〜20cmほどに。
昨日校庭に蒔いたヒガンバナの種(上右写真)が見事発芽することを期待し、2004年ヒガンバナ開花情報を終了します。ヒガンバナの種育苗日記も!
 

 
過去の開花情報: 平成10・11年 平成13年 平成14年 平成15年
熊本良かとこ 四季の花 ヒガンバナ ヒガンバナよもやま