海外の石橋2


 ヨーロッパでは石造建築の歴史は古く、大河や小川ばかりか、宮殿や建物同士を結ぶものなど、至るところに石のアーチ。左上写真がレーゲンスブルク(Regensburg)のドナウ川に架かる最も古い石橋(Dnube Bridge 1135〜1146年架橋)、百数十年ぶりの大雨で両岸とも水浸し(2002/08/14)、濁流で「青きドナウ」どころではない、心配そうに見入る観光客。

 石造りの町並みに溶け込んでいるヨーロッパの石橋、その価値を疑う気は全くない。アーチの描く美しさも、石の持つ力強さにも差はない。数・歴史・規模に至っては日本とは比較にならない。しかし、・・・「肥後の石橋」とは何処か違う。周囲の緑、せせらぎ、温もり、緻密さ、素朴さ、・・・。それとも日本では、石橋が珍しいだけか。洪水のために行けませんでしたが、プラハのモルダウ川に架かるカレル橋、洪水で激流にさらされ、あと数十センチで水没という危機。橋はプラハっ子にとって街の象徴「橋がなくなったら魂を奪われたようなもの、プラハとは言えない」とのニュースも。石橋を愛する気持ちは何処も同じですね。洪水で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

最終更新:2002/08/20
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<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会