日本の石橋を守る会


 
2007年4月21日(土)〜22日(日) 熊本県菊池市
「日本の石橋を守る会」総会と現地見学会
2007年総会と講演会(21日午後)の様子
 新たに発見されたり、消えていった石橋等を各県より報告。長崎から熊本にめがね橋が伝わるのに140年、それも輪石と輪石間に「つなぎ石」を入れたリブアーチ石橋で、長崎では見ない工法。更には、菊池での備前石工出現の理由は?「めがね」橋という名前の出現時期は?石橋の話、短時間で終わるはずはない。懇親会後も石橋をテーマにした自主的分科会!来年は長崎県佐世保市の予定とか。
 
翌日の見学会はマイクロバスに29人、後は自家用車。バスの中では菊池の中村さんのガイド。あいにくの雨の中でしたが楽しい雰囲気を演出していただきました。マウスオン写真は綿打橋。
 
迫間橋(はざま 菊池市西迫間)
N 32゜59′43″ E 130°48′51″海抜 91m
長:36.4 幅:4.0 高:10 地元石工の伊助らだけの技術で文政12年(1829)に完成。
 
永山橋(ながやま 菊池市永山)N 33゜00′24″ E 130°54′42″海抜 339m
長:61 幅:4.6 高:17 文政6年(1823)備前石工勘五郎の竣工したが、文政12年流失、130m上流に架け替えられたのが現在の橋で、石工は橋本勘五郎で、明治11年(1878)に完工。肥後の石橋では珍しい立派な欄干も特徴。
 
立門橋(たてかど 菊池市重味、立門)N 33゜01′04″ E 130°53′46″海抜 286m
長:75 幅:3.6 高:11.4 万延元年(1860)架橋、石工は種山の宇市。右上マウスオン写真のように、右岸側には部分的に「持ち送り式」石橋も。
 
相生橋(あいおい 菊池市亘)N 32゜58′42″ E 130°47′20″海抜 70m
長:9.8 幅:5.0 高:4.5 文政9年(1826)完成、石工は備前石工勘五郎、元々菊池川本流に架かる5連の大石橋だったが、昭和5年に鉄橋に架けかけられ、現在は真ん中の1連を残すだけ。写真でも分かるように両側がコンクリートで拡幅されている。
 
最終更新:2007/04/23

皆さん、「日本の石橋を守る会」に入会いたしませんか!

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

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