緑川水系の石橋紹介その3


 緑川流域は、別ページ緑川水系の石橋一覧に紹介しているように、70基を越えるアーチ式石橋があった石橋のメッカです。御船から山都(旧矢部)、美里(旧砥用、中央)、甲佐とまわれば、すばらしい石橋巡りのドライブコースです。国道だけをまわっても、石橋の標識が数多く目につきます。石橋を守る会事務局長の上塚先生の調査によると、緑川流域には115基が確認されており、現存するものだけでも85基あるようです。

 
年祢(としね)橋

美里町、架設は大正13年だが、二俣橋のすぐ上方にある四連アーチ橋で、巨大な古代ローマの遺跡を連想させる為紹介。国道218号線の旧橋。
 
聖(ひじり)橋 修復

山都町、国道218号線を清和村へ進む国道添い。今の鉄橋と対照的だが、片側が崩れた姿が痛々しい。岩永三五郎の作で、矢部最古(天保3年)の石橋。
 
金内(かねうち)橋

山都町金内、国道445号線から。大小のアーチが印象的、宇市・勘五郎兄弟の作。現在では上部はコンクリートで補修され、石橋と気づく人も少ない。
 
下鶴(しもつる)橋

御船町下鶴、御船から国道445号線を山都方面に進むと、国道の左側に見えてくる。隣の新橋の下から撮影した写真で、奥に見えるのは発電所。橋本勘五郎の次男「弥熊」の作。欄干もしっかりとした石橋で、とっくり(中央写真)や杯(右)、三日月、満月などを残すとは、「月見て一杯」との洒落でしょうか、酒好きだったのでしょうか、遊び心持った石工の人柄がしのばれる石橋である。
 
 
<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会
 
緑川1 荒尾 南関 山鹿 菊陽 長陽 豊野 矢部 人吉 水俣 大分
緑川2 最古橋 鹿北 菊池 大津 白水 445 砥用 東陽 田浦 天草 長崎
緑川3 他の1 南関 菊鹿 植木 一の宮 中央 甲佐 八代 芦北 円通寺 山形
熊本 他の2 三加和 玉名 産山 松橋 宇土 御船 坂本 津奈木 福岡 海外

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