熊本の有名なお祭り

 熊本の有名なお祭りについて調べてみました。調べてみると県民である私たちでも知らないお祭りがいっぱいありました。つつじ・桜など花に関するお祭りや、いちご・八朔などの果物に関するお祭りなど、「ゆうれい祭り」なんて変わったお祭りもあります。このページで興味のあるお祭りがありましたら、実際に行って楽しんでみてはどうですか?

  熊本には、たくさんの古くから伝わるお祭りがあります。例えば・・・・↓

1月 2月 3月 4月
御田植え祭り
えびす祭り
農協植木祭り
高橋稲荷の初牛祭
戦後肥後国衆まつり
四山神社春季大祭
足手荒神大祭
木原不動尊春季大祭
人吉市梅まつり
粟島神社春季大祭
湯山温泉桜祭り
菊地温泉さくら・つつじ祭り
湯の児温泉さくらまつり
火の国みやはら桜祭り・杖立温泉鯉のぼり祭り
倉岳山頂観光祭・牛深ハイヤ祭り
柴立姫神社大祭・養成園祭
山鹿温泉祭・水俣春まつり
天草コレクジヨ祭・萩荻神社春祭り
チューリップ祭・湯前つつじ祭り
鬼の城公園祭り・日輪寺つつじ祭り
釈迦院花祭り・よこしまいちご祭り
大津つつじ祭り・虫追い祭り
5月 6月 7月 8月
大梵鐘まつり
笠知衆祭
人吉温泉球磨焼酎まつり
仙酔峡つつじ祭り
琵琶瀬川ホタル祭り
氷室祭
弥栄人八坂神社祇園祭
竹追観音祭・恋龍祭
虫追い祭り・湯の鶴温泉丑の湯まつり
日奈久温泉丑の湯祭り・苓北じゃっと祭
みすみ港まつり
清正公まつり
あゆまつり
御田植祭り
みどり川湖まつり
のしこら祭り
祇園祭・火伏地蔵祭り
八代くま川祭り
サガラッパ祭り
ゆうれいまつり
鹿央夏まつり炎の祭典
産山ヒゴタイ祭り
風鎮祭
地蔵まつり
宇土地蔵祭り
9月 10月 11月 12月
八朔祭
文楽の里祭まつり
四山神社秋季大祭
天草松島五橋祭
孔子祭り
黒川温泉感謝祭・金魚と鯉の郷まつり
おくんち祭り・大阿蘇航空祭
野原八幡宮大祭・五家荘紅葉祭
菊地秋祭り・アグリ商工祭
火の神祭り
長野阿蘇神社秋祭り
あらお荒炎祭
繁根木八幡宮大祭
天草殉教祭
海を渡る祭礼・妙見宮大祭
奥の院大祭
西里ぼぶら祭
緑仙峡紅葉まつり
天草西海岸陶芸まつり
五木の子守唄祭り
日奈久温泉神社例祭
ふるさと関所まつり
みかんの里スポーツまつり
新そば祭り

などがあります。これは祭りだけですが、他にイベントがたくさんあります。例えば・・・↓

1月 2月 3月 4月
消防出初め式
二瀬本夜渡神楽
熊本春の植木市
ヒゴタイの里凧上げ大会
しおさいマラソン
わかさぎ釣大会
玉名温泉マラソン大会
甲佐嶽山開き歩け歩け大会
八代市ひなまつり女子駅伝大会
ファイアービート・インアスペクタ
天草パールラインマラソン大会
火振り神事
日本一の火文字焼き、郷土芸能祭・花火競演
ひょうたん突き
熊日・菊地桜マラソン大会
御立岬ジョギングの集い
お諏訪さん
ボードセーリング大会
5月 6月 7月 8月
涌蓋山山開き
ホタルフェスタin旭志
天草国際トライアスロン大会
紫陽花マンドリンコンサート
はなしのぶコンサート
ビーチバレーインくまもと
本妙寺頓写会
さざ波フェスタ
うそかえ
RVフェスエテバル
カヌーフェスタ
手作りいかだ大会
大太鼓フェステバル・九州スターフェスタ
国際青少年フェステバル・スターウォッチング
天草ハイヤ踊り・みなと八代フェステバル
薪能
川尻精霊流し
精霊流し
ラストサマーファンタジー
阿蘇瀬の本高原マラソン大会
ウォークイン浮島
9月 10月 11月 12月
倉岳大えびす建立記念鯛釣り大会
湯の児女だけの太刀魚釣り大会
全国押し花展
梨マラソン
阿蘇山麓トレッキング
童話ピクニック
カントリーゴールド
阿蘇一の宮パラグライダーカップ
河北茶山唄全国大会
全国女子10kmロードレース
やつしろ全国花火競技大会
からいもフェステバルin大津
アタック・ザ日本一
大阿蘇クロスカントリー大会
牛深あかね市
甲佐10マイルロードレース
甘酒まつり・写真コンテスト
ハッピーニューイヤー・イン・アスペクタ

などなど!この中の日本一の火文字焼きというのは、阿蘇の雄大な山々に「大」の字を火で表すといった有名なものです。

ではここで、火の国「熊本」の三大火祭りを紹介します。

熊本夏の三大火祭り

  菊水町古墳祭
 菊水町にはたくさんの古墳があり、祖先の霊を奉るための行事として、昭和46年に始まりました。昭和60年から「熊本夏の三大火祭り」として有名になり、毎年8月1・2日に行われています。
 卑弥呼が神火を点火したあと、町民1000人が古代衣装を身につけ古代人に扮して手に松明(たいまつ)をもち、1.5kmを歩き、炎の中に1000人踊りが始まると、人々は古代のロマンの中に引き込まれていきます。

  火の国まつり
 火の国熊本の一大イベントです。
 毎年8月11日から13日までの3日間、目抜き通りや江津湖などで開催します。
 11日は、「希望の火」の採火式を小中学生が古式にのっとって行います。木を擦り合わせて火をおこし「希望の火」を採火します。希望の火は、市民会館前にあるシンボルタワーに点火され、祭りの間中燃え続けます。開幕式典では、火の国くまもとキャンペーンレディや、各都市のミスも参加します。
 12日は、火の国まつり最大のイベント「おてもやん総おどり」があります。毎年100団体1万人以上が参加していて、音楽が鳴り出すとリズムに合わせて一斉に踊ります。おてもやん総おどりは、個人や職場の小グループなどの飛び入り参加もできます。「サンバおてもやん」はお祭り気分を一層盛り上げてくれます。
 13日は、「火の国まつり」の最後を飾る納涼花火大会を江津湖で開催し、約1万発の綺麗な花火が打ち上げられます。

  山鹿灯篭祭り
 昔、天皇御一行が御巡行された時、山鹿の茂賀の浦湖に着船されました。辺りを霧が包んでいたので里人達が松明(たいまつ)をかかげ道を照らしたことが山鹿灯篭の始まりです。その後、紙細工で金灯篭を模したものが造られ、天皇及び将軍家への献上品として発展してきました。
  山鹿灯篭祭りの前夜祭では大宮神社に奉納される山鹿灯篭が各町内に飾られます。山鹿灯篭祭りは、別名「千人灯篭夜明かし祭り」とも呼ばれ、女性は頭に金灯篭を乗せ、浴衣姿で「よへほ」の音楽に合わせて夜明かしで踊ります。男性は村人が天皇を迎えた服装を真似て、松明(たいまつ)をもって行列を作ります。

以上が三大火祭りです。それから、熊本県民なら誰でも知ってるのが、藤崎八幡宮秋季例大祭です。ちょっと大きなお祭りなので、よく調べてみました。

   

  藤崎八幡宮秋季例大祭
  この藤崎八幡宮秋季例大祭は「馬追い祭り」または「随兵」とも呼ばれています。毎年9月11日から15日の5日間、開催されます。熊本では、火の国祭りと並んでとても有名な祭りです。
  この祭りは昔は放生会(ほうじょうえ)といって、捕らえていた生き物を解放す儀礼で、京都の石清水八幡宮や宇佐市の宇佐八幡宮の神事までさかのぼるといわれています。藤崎八幡宮が石清水八幡宮から勧請された時にもたらされた祭りだそうです。記録によると祓川(今の井芹川)や放生池で生き物を放していたみたいです。
  江戸時代の記録では100名の武士が随行したらしく、現在の神幸形態と比べると規模は異なりますが内容はほとんど変わらないようです。これが随兵の素形と思われます。
  また、飾り馬については、馬にまたがった供の者が見物人の中に走り込んできてそれを追い立てて大騒ぎをしたことが元になっているようです(馬追いともいいます)。昔はよく馬が暴れてけが人も出たりしていました。飾り馬はかつてはビールを飲ませて暴れさせていましたが(暴れ馬といいます)、最近は動物虐待と指摘され、こういうこともなくなり安心して見物できるようになっています。毎年、60数頭の飾り馬が馬方、楽団、勢子に追われ、その姿は勇壮で華麗です。また、各団体の楽団、出し物は素晴らしいもので、祭りを盛り上げています。
  馬の後ろを勢子たちがラッパや太鼓ではやし立てながら街を駆けめぐる随兵は現在ではこの大祭でのメインイベントになり、15日の早朝に朝随兵、夕方に夕随兵が盛大に行われます。朝6時に藤崎宮を出発して約5.7km離れた御旅所まで飾り馬を仕立てた企業や高校の同窓会などの団体が行列します。お昼頃に最後の団体が御旅所付近に到着します。1万6千6百人の飾り馬の奉納の勢子達の笛や太鼓ラッパの喧噪は御旅所には入りません。御旅所ではわずか50人くらいの人たちで能の奉納を行います。
  この祭りが終わると、熊本に本格的な秋が訪れ寒くなってきます。熊本地方では この事を「随鋲寒夜」と言っています。

  火の国祭りと藤崎八幡宮秋季例大祭は熊本のお祭りの中でも特にスケールの大きいお祭りでとても盛り上がります。どうぞ皆さんも火の国熊本の燃え上がるようなお祭りを体験してみてください♪                                                                        

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