工事中!2008/07/20

国府高校市場!

 商業科3年5組の課題研究での取り組み
  • 2007年11月24(金)~25(日)
  • 健軍商店街の秋のイベント「健軍よかもん市」へ出店!
 その決算?報告です。
 決算報告書を見せてもらいましたが、部外秘ということで、一覧表の公表は控えさせていただきます。クラス全体の純利益は40,303円でしたが、家賃(40,500円)や看板代(18,629円)を差し引くと赤字となりました。他に弁当代なども。赤字ということは、今回の出店は失敗? いえ、とんでもありません。今回の出店で学んだことは大、赤字分はその授業料ではないでしょうか。学校の授業の一環であり、地域社会への奉仕という意味もあり、儲ける訳にはいきませんからね。赤字分は学校に出してもらいました。もちろん、実際に儲けることは可能と思っています。7班あったのですが班ごとの決算をチェックすると、純利益が各班によって赤字や黒字、その金額も大きく違いました。売上高に関係なく管理費が各班均等割りという点と販売費の違いが大きいようです。売上高が低い班には均等割りは厳しいことを知り、売上高(取扱高)を増やす努力が必要、その為には売れ筋の調査(市場調査)が重要になります。更に、仕入先や仕入れ条件等も大きなポイントかと思っています。儲けは仕事や努力の量に応じるということ、一見不公平に見える「管理費の均等割り」に意味がありますね。
 
お客様や業者の方からの声
良かった点
  • 若い人たちの威勢の良い声で明るくなった。
  • 一生懸命取り組んでいる姿をみるのは嬉しい。
  • 発想が豊かに、高校生らしいアイディアで取り組んでくれた。
悪かった点
  • 商品の価格が高かった。
  • 呼び込みの声が大きく、販売員が多くて店に入りにくい。
 確かに、店の中が販売員であふれていては、お客さんがお店に入り難いのは当然でしょう。呼び込みの声、ちょっと張り切り過ぎたようです。周囲の方々うるさかったでしょうね。ご免なさい。価格に関しては、今後の検討課題ですね。
 

感想、反省、今後の課題
 目先の利益にこだわり過ぎたのでは。売り込みではなく、あいさつや話しかけ、心の通い合った会話が大切だということを知りました。地域と関わりを持つためには日頃から地域と接することが大切ですね。
 「何が売れるのか?」ではなく、商店街に若い人を呼び戻すためには「何を売るべきか?」も検討すべきでした。商品の把握や商品知識が不足していたため、細かな説明ができなかった。大きな声を出せず、売れ残りを出してしまった。

気づいたこと
 商品を決めていく中で、安いほうが売れるという予想が外れた、実際には値段が高くても(体や健康にに)良いものは売れることが分かった。無農薬とか手作りの「○○産」という産地ブランド野菜や自然食品などです。それは、商品やお店への信用が一番大切だということでしょう。

最後に
 今回、商店街の皆さまをはじめ、仕入先や生産者の方々にたいへんお世話になりました。仕入先も販売の仕方も、商品知識もない私たちに、様々なアドバイスをいただき、ありがとうございました。これからも、後輩たちが引き継ぐいでくれると思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 以上、商業科3年5組の報告書をもとに、素人考えを交えながら作成したことをお断りしておきます。高校生が本物の商店街にお店を出すとは驚きました。こんな企画、もっと全校的にはできないのでしょうか。それも儲けることを目的に。損をする為に一所懸命になる人なんていない。自分に得になること(儲ける)だったら、みんな一所懸命になるのでは。儲かる為には売り上げ高を増やす、多くの人が購入してくれること。その為には購入する側にとっても利益になる(良いものが安く購入できる)ことがポイント。「良い商品を安く販売する」という根本テーマに挑戦してみたいものです。しかし、簡単ではないのでしょうね!(2008/07/20 熊本国府高等学校PC同好会)


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