ペルセウス座流星群 (1999. 8.14)

1999年の「ペルセウス座流星群」観測報告です。

 1999年もペルセウス座流星群極大の時を迎えた。私は、去年のしし群'98以降、流星群観測が大好きになった。このため、去年98年12月のふたご座流星群も観測したのだった。そして、いよいよ1年で一番の大流星群のペルセ群が近づくにつれ、もうこのペルセ群極大日の8月12日を、例年にもまして楽しみに楽しみに待ち望んでいました。
 当初、天気予報では、8/12と8/13は曇りや雨といった絶望的な予報が出ていて、ひどく落ち込んだ私だったが、極大日前日には、両日とも晴れという予報に逆転し、この上なく喜んだ私であった。
 しかし、予報で晴れと出ていたはずのペルセ群極大日の12日〜13日にかけての夜は、どうしたことか完全に曇ってしまったのだ。それは全く不条理な話で…。
 このため、観測・冊英気材を持って自転車でわざわざ遠征観測しに行ったのに、極大日の夜は雲が切れることもなく、とうとう1つも流星観測できなかった。But,翌日の夜(13日〜14日にかけての夜)には晴れたので、この夜に、1日遅れのペルセ群観測をしたのであった。

出現時刻 光度(等級) 方向 流星の特徴
02時台     3個出現(雲の合間から)
02:52 2 木星・土星の間 光路やや長
03:12 2 アンドロメダ座からぎょしゃ座方向 群に属さない流星
03:13 - 木星からカシオペア方向
03:27 1〜2 天頂から南西方向  
03:30 2 おうし座西部 速い。北から南方向へ
03:32 2 おうし座東部 上と類似
03:35 0〜1 カシオペア(天頂)から西へ 久しぶりの明るい流星。尾を引く
03:45 3 暗くはっきりせず
03:50 2 カシオペア東部 ヒュッと流れる
▲1999年8月14日02時〜03時台に観測したペルセウス座流星群の群流星

 日付が14日になったAM2時頃より、私は自宅の敷地で流星観測を開始した。流星群の出現記録観測は今回が初めてであった。観測を開始した午前2時台は雲が多く、東の空からの雲の合間観測になったが、それでも3個観測した。そのうちの2つは、明るく、10秒ほどの間隔を開けて連続で出現し、充実感を覚えた私。午前3時台には、雲も取れ、ほぼ快晴になったので、1時間で少なくとも8個観測した観測、記録した流星のデータは、右の表に示したので見てもらいたい。
 私が感じたことは、暗い流星がなぜか多かったという事だ。表を見てのとおり、出現した流星はほとんど2等級だった。また、極大日から1日経っているのに、2〜3分に1個の割合でたくさん流れていた。これは、今年(※99年当時)のしし群が楽しみだなっと思った。
 なお、ペルセ群観測後、「リー彗星」を初観測したが、触れないでおく。